北京五輪のスノーボード男子ハーフパイプの決勝で11日、平野歩夢選手が2本目で“人類史上初”となる超大技「トリプルコーク1440」を成功させたにもかかわらず、91.75点だったことについて、アメリカのNBC解説者のトッド・リチャーズ氏は怒りを爆発させました。

リチャーズ氏はアメリカのハーフパイプの先駆者で、Xゲームや世界選手権で金メダルを獲得しています。

北京五輪ではアメリカNBCの解説者として出演しています。


▽以下、平野選手の2回目の点数が出た後のリチャーズ氏の言葉

「えっ、なに？？これ間違いだろ？なんで、ちょっと待って、ないよ、これは。ないよ、91.75って」

(NBCいったんコマーシャル)

「僕が思うに、このジャッジは全員、自分たちの信頼性をこっぱみじんにしたね。あのランは僕もこの業界長いけど、マジ長いけど、何がいいランだったかは判断できる。何が優勝に値する要素か分かっている。これまでのハーフパイプ史上何が最高の演技か見たら分かる。あのランから何か点数引くことがある？こんなことが起こっていること自体信じられない。滑稽でさえある。正直、ぶち切れてるよ。

アメリカのジャッジは89？誰も80点台なんてつけてない。信じられん。まだあの点数にショック状態。トリプルコークやる意味ないでしょ？マジで最高に危険な技だよ。それに高得点つけないなんて・・・こんなことがハーフパイプで起きるなんて、思ってなかった。

このランはこれまでで史上最高にヘビーなランだった。それは言っておく。このことはSNSで取りざたされることになると思う。アユム・ヒラノ、最高の新しいキングだよ」