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「着地も“ビタビタ”にきた!」平野歩夢がトリプルコーク完璧に決めて悲願の金「満点、ほっこりしている」

2022年2月11日 14:00
「着地も“ビタビタ”にきた!」平野歩夢がトリプルコーク完璧に決めて悲願の金「満点、ほっこりしている」
『トリプルコーク』成功で逆転金メダルの平野歩夢選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
北京五輪・大会8日目(2月11日)、スノーボード・男子ハーフパイプ決勝

決勝2回の滑りを終えて2位だった平野歩夢選手。逆転での金メダルをかけた3回目でも、超大技『トリプルコーク』に挑戦。完璧に決めると、その後も『ダブルコーク』を次々と成功。最高難度のルーティンで、96.00をマーク。逆転での金メダルを獲得しました。

【男子ハーフパイプ決勝 結果】
金メダル 平野歩夢 96.00
銀メダル S・ジェームズ(豪州) 92.50
銅メダル J・シェレル(スイス) 87.25

試合後、日本テレビの取材に応じてくれた平野選手。その胸中について明かしてくれました。

 ◇   ◇   ◇   ◇

――金メダル獲得おめでとうございます。今どんなお気持ちですか?

「いやーまだ本当に実感がないんですけど、小さい頃からずっとこの舞台で優勝することを目標に練習を積み重ねてきたので、きょう1つ目の自分の夢が叶ったなという気持ちなんですけど、まだ実感がない。五輪はいつもそうなんです。でも最後の最後の出走で。それまで2位だったので、勝負所で一番いい滑りをできたのは、内容としてようやくやりたかったことができたなという気持ちになって、“ほっこり”している部分があります」

――3回目のランは自身で点をつけるなら何点の滑りですか?

「練習を含めても、一番いい滑り。この本番で出せたかなと思っているので。自分の中では結構満点というか、今までで一番いい滑り。高さと着地もビタビタにきたんじゃないかと思います。そこは納得しています」

――弟の海祝選手がこの大舞台で平常心で入ることが出来てすごいと話していました。

「2本目を終えたときに点数があまり伸びなくて、もっと上かなと思っていたんですけど、ちょっとイライラしていた(笑)。納得いかないなと思ったけど、もう1個新しいことをやるか、今のルーティンで着地をずれないでいくか迷っていた。(同じルーティンを滑り)この選択で良かったな。最後もいつもとは違う気持ちで、いい意味でイライラしていました」

――最後日本のみなさんにメッセージをお願いします。

「きょうここでやったことを見てくれた人たちには、これが今僕のできる滑りのすべてなので、スノーボードじゃなくても少しのやる気につながったり、目標とか夢に刺激的になるものを少し伝えられたと思います。見ている人たちの気持ちに伝わっていれば満足です」

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