◇MLB フィリーズ12-7エンゼルス(日本時間30日、シチズンズ・バンク・パーク)

打者としてア・リーグトップの44本塁打、打率.307、94打点をマークし、異次元の活躍を見せているエンゼルスの大谷翔平選手。ネビン監督は申告敬遠で勝負を避けられるたびに敵地ファンからもブーイングが起こることに言及しました。

敵地で行われた日本時間29日のフィリーズ戦では、同点の4回にチャンスの場面で大谷選手に申告敬遠が告げられると、敵チームであるフィリーズのファンから申告敬遠に対してブーイングが上がりました。

敵地での相手ファンからのブーイングが上がる異例の状況。ネビン監督は「ニューヨークでも起きていたしね」と26日のメッツ戦でも敵地での大谷選手への申告敬遠でブーイングが起きていたことを話し、「フィラデルフィアでブーイングが起きた事は非常に興味深い。ここで起こるとは思いませんでした」と熱狂的で知られるフィリーズファンからのブーイングに驚きを隠せない様子でした。

またネビン監督は「大谷選手がファンにとってどんな存在であるか証明していると思う。みんなが大谷選手が打つのを見たいのです」と力説した上で、「ファンがお金を払ってみたい選手の調査をしたら、必ず大谷選手の名前が一番に来るでしょう」と大谷選手の人気ぶりを強調しました。

この日、大谷選手は申告敬遠はなく、5打数3安打2打点と2本のタイムリーヒットをマーク。球場には大歓声が響きました。