プロ野球・中日への入団が決まった中島宏之選手が29日、入団会見に臨みました。

中島選手は、「こうやってまた心機一転、中日ドラゴンズに入団させていただいて嬉しく思います。気持ちもワクワクするというか、プレーできる喜びが大きい」と心境を語りました。

「(球団から)打点をあげてほしい」と期待の言葉をかけられたという中島選手。立浪和義監督からも「期待してるでと。点をとらなあかんから頼むな」と声をかけられたと明かしました。

中日のイメージについては「僕が若い頃(西武時代・04年)の日本シリーズで対戦させてもらって強いイメージがずっとあります」とコメント。さらに「若いときはドラゴンズでプレーするというイメージはなかったですが、こうやって入団させてもらって嬉しい」と続けました。

中島選手は西武でプレーした12年のうち、100安打以上を記録したのが9度。09年には最多安打のタイトルも獲得したヒットメーカー。その後、メジャーやオリックスを経て18年に巨人へと加入し、チーム最年長の40歳で迎えた今季はキャンプ中の紅白戦で右手にデッドボールを受け骨折。復帰後も8試合の出場にとどまり、ヒットはわずか5本で終え、オフに戦力外通告を受けていました。

通算1928安打、994打点で実績は十分。間近に迫った2000安打と1000打点達成については「最近は周りが言ってるほどあんまり気にしてない」と言いますが、自信の強みについては「バットに当てるのは得意。チャンスで回ってくればやる気になってしまう。得点圏(での勝負強さ)が売りです」と語りました。

そして、「一つでも多く勝負に貢献する打点を挙げられるように精一杯やりたいなと思います」と意気込みました。