21日沖縄での巨人キャンプ、エース・菅野智之投手がブルペン入りし、例年にはない“111球の熱投”を見せました。

この日、ブルペンでの投球練習を行った菅野投手。キャッチャーの岸田行倫選手を相手に、ストレートに加えて、スライダーやフォークなどの変化球も交えました。

時にはバッターボックスにコーチを立たせて、より実戦に近い状態を想定しながら、計111球を投げ込みました。

沖縄でのキャンプのテーマに「投げ込みを増やしたい」と話していた菅野投手。

この日の"111球"の光景に記者たちから「近年記憶にはないぐらい多いのでは？」の問いに「そうですね。貯金は作れています」と充実ぶりを話しました。

「手応えもありますし、調整が必要な部分も、両方あります。今日は自分の感覚の良いところで終わりました」

特に多く投げていたのはスライダー。菅野投手は「去年はスライダーが曲がらなくて苦しんだ。今はスライダーは本当に良いと思う。元の曲がりと強度が戻れば、やれる自信はあります」と仕上がりの良さを口にしました。

今年は桑田真澄投手チーフコーチの方針もあり、実戦での登板は3月に入ってからとなる予定。約1か月後に迫る開幕へ照準を合わせます。