札幌で日本勢勝つため“早くコース決定を”
札幌で行われることになった来年の東京オリンピックのマラソン競技。5日夜の「深層NEWS」に出演した陸上の世界選手権の金メダリストらは、日本勢が札幌で勝つためにも、早くコースを決めることが重要だと指摘した。
91年陸上世界選手権 男子マラソン金メダリスト・谷口浩美さん「早く気持ちを切り替えて準備に入るというのが一番ベスト。そのために早くコースを発表してほしい」
青山学院大学陸上競技部監督・原晋さん「(選手は)歩道をコース下見するのではなく、実際のコースをレースペースで走りたい。(来年)4月にフルマラソンを走ることは、時間的に疲労がたまるのでできない。10キロでもハーフマラソンでも同じコースをレースペースで試走したい」
スポーツジャーナリスト・二宮清純さん「日本選手のみならず、外国選手にも早く決めて発表しないといけない。雪(が積もる)時間の3か月から4か月のロスを考えた場合には、1日でも早く決める準備に取りかかるべき」
青山学院大学陸上競技部監督の原氏はまた、どのようなコースを走るかは大会の性格、選手のコンディションと並ぶ、マラソンの勝負を左右する重要な要素の一つなので、早く決めてほしいと強調した。