パリオリンピック2024 ゴルフ男子第4ラウンド(大会10日目＝日本時間4日、ゴルフナショナル)

ゴルフで松山英樹選手が銅メダルを獲得しました。オリンピックの男子ゴルフ競技で日本勢がメダルを獲得したのは史上初の出来事です。

この快挙の瞬間、松山選手以上に喜びの声を上げる人物の姿が。それは、リオオリンピックからゴルフ競技の監督をつとめている丸山茂樹監督です。丸山監督は、銅メダルが決定するとすぐさま松山選手を笑顔で抱きしめました。

クールに喜ぶ松山選手とは対照的に、その後も丸山監督は「うわー！」「うれしいなー！」としきりに声をあげ、自身の涙を拭います。集合写真を撮り終えると、再び松山選手に近づき、笑顔でバックハグ。松山選手の健闘をたたえました。

試合後にインタビューに応えた丸山監督は「正直言ってこんなにうれしいことはない」と口を開くと、「本当にこの数ミリしかないチャンスをものにしてくれてうれしい。（メダルの）色は関係ないですよね、本当に、うれしさは」と笑顔を見せました。

丸山監督は、自身もプロゴルファーとして活躍しています。数々のタイトルを引っ提げてプロ入りし、2年目に初優勝。1997年には史上3人目（4度目）となる日本タイトル年間3勝を成し遂げました。2000年からは米ツアーに参戦し、2001年には米ツアー優勝を果たすなど計3勝を挙げています。

今大会の同種目で銀メダルを獲得したイギリス代表のトーマス・フリートウッド選手は自身のインスタグラムで丸山監督との2ショットを公開。「子どもの頃に憧れていたヒーローの1人」として丸山監督を紹介し、2ショット写真を撮ってもらえた喜びを語りました。