◇プロ野球セ・リーグ 巨人6ー3中日（29日、東京ドーム）

巨人の3年目、先発の山崎伊織投手が好投。序盤は3回まで無安打投球をみせる最高のスタート。テンポのいい粘りの投球で、6回2/3、102球を投げ3失点で自己最多の8勝目を挙げました。

山崎投手は、この勝利で7月は全てクオリティ・スタート(6回以上、自責点3以内)で無傷の4連勝。リーグトップの勝利数である『9勝』にあと1勝に迫っています。

勝ち星を積み重ねられていることについては「戸郷が頑張って引っ張ってくれているので、そこに食らいついていきたいという思いでやっている。先発の役割としてクオリティ・スタートがあると思うので、点を取られても6回、7回を投げきれるようにしている」とリーグトップ9勝のチームメート戸郷翔征投手の存在を口にしました。

一方で3失点を喫したこの日の投球について不満もあった山崎投手は「長打が3本あって、自分は打球を上げさせないで長打を少なくというピッチャー。もうちょっと思惑通り投げられるように反省したいと思います」とコメントしました。

原辰徳監督は、山崎投手について「先発の柱としてバッターを見て投げられるようになってきたと思う。あまり小細工に走らず力投できる、汗を流せる。いい成長をした投手と思える」と高評価。8月も快進撃は続くか、今後のさらなる飛躍が期待されます。