◇プロ野球セ・リーグ　巨人ーヤクルト（4日、東京ドーム）

ヤクルトの先発は44歳の石川雅規投手。今季交流戦で1勝していて、通算勝利数を186に伸ばしています。前回登板、7月12日の広島戦では5回4失点で敗戦投手となっています。対する巨人は菅野智之投手。前回登板、7月28日には完封勝利を収めています。

巨人は中軸打線に当たりが戻り始めています。前日の試合では7月28日以来の2桁安打。中継ぎピッチャーの船迫大雅投手も犠牲フライで初打点をあげるなど、ベンチを盛り上げました。

この日の地上波解説は高橋由伸さんと川上憲伸さんのW解説。BS日テレとジータスは清水隆行さんです。3人とも注目は現役時代に対戦したこともある石川投手と菅野投手の投げ合い。高橋さんは「石川くんがどんなピッチングをしてくるのかわからないですが、僕はあんまり打てなかったので、そういった話もしながらね」と笑うと「4番にも注目しています。岡本選手と村上選手、4番が打てば点が入る、2人ともきのうホームラン出たし、2人の現状を話せればと思います」と続けました。

川上さんは「実は、僕は石川くんに打たれて交代という試合があるんです」と打ち合わせで笑いを誘うと、「200勝というのも間近にある。チーム全体でどうにかしようというのがあると思うので、5イニングをどう投げきるのか注目ですね」としています。また、巨人の菅野投手については「復活に手応え。この時期にタイトルを狙える位置にいるのはモチベーションにつながりますね。フォームもしっくりきていると思うし、村上選手に打たれている印象がない。そこに気をつかいすぎて、油断というか、他のバッターへのケアを忘れないようにしてほしいですね」と語りました。

清水さんは菅野投手の前回登板で変化球の割合が多かったことに言及。「まっすぐが去年よりいいので、きょうは何を中心に投球を組み立てるのか見たいですね」としています。「石川投手は僕も対戦経験はすごくあるので、楽しみ。両サイドのコントロールと緩急をつけて投げてくると思う。現役時代に対戦していた投手がほとんどいないので、楽しみにしたいと思います」

プレーボールは午後2時です。