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「由伸さんがあんな感じだったので」紅林が2安打3打点&宗が2安打1打点 “由伸いじり”の下位打線コンビが躍動

2023年10月19日 6:10
プロ野球パ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージ第1戦 オリックス8-5ロッテ(18日、京セラドーム)

オリックスは先発・山本由伸投手が立ち上がりから苦しみますが、打線が奮起し、逆転勝ちでクライマックスシリーズファイナルステージ初戦を制しました。

オリックスは山本が初回に5安打と打ち込まれ3点を奪われる苦しい展開。それでも4回、2アウトながら1、2塁のチャンスを作ると、紅林弘太郎選手、宗佑磨選手に連続タイムリーが生まれ試合を振り出しに戻します。

紅林選手は「珍しく由伸さんがああいう感じだったので、いつも助けてもらっている分、僕ら野手が助けないといけないと思っていました」と打席での心境を振り返りました。

さらに試合中、年上の山本投手に「切り替えて行けよ」と声をかけたという紅林選手。山本投手からも「オッケー」と返事があったことを明かしました。

同点タイムリーの宗選手は「打った瞬間打球を見失い、どこに飛んだか分からなかったんですけど、みなさんの歓声でいい感じの所に飛んだと思って走り出しました」と応援の力があってこそのタイムリーだと振り返りました。

宗選手も山本投手とのやりとりがあったと言い、「珍しく由伸がああいう感じだったんで、マウンドに行ったときに初回、気持ちを紛らわそうとして、ちょっとふざけようかなと思ったんですけど軽く怒られまして。真剣だったんで僕も真剣にやろうかなと思って、集中しました」と明かしました。

そして再びリードを許した6回、紅林選手がこの日2本目となるタイムリーヒットを放つなど、この回一挙4得点で逆転。ビッグイニングを作り、試合を決めました。

紅林選手は6回の打席での心境を「由伸さんがああいう感じだったので、何点あってもいいなという気持ちで入りました」と振り返り、山本投手を度々いじるコメントも残しました。

オリックスは打線が奮起し逆転勝利。アドバンテージを含め2勝となりました。
最終更新日:2023年10月19日 6:10