◇卓球・2023全農CUP平塚大会(7日、トッケイセキュリティ平塚総合体育館)

卓球のパリ五輪選考ポイントが与えられる全農CUP平塚大会で、14歳の張本美和選手が準優勝に輝きました。

張本選手は、世界ランキング26位に入る14歳の新鋭。準々決勝で一昨年の東京五輪女子団体銀メダリストの平野美宇選手を破るなど、見事決勝へ勝ち上がりました。

決勝の相手は、世界ランキング8位の早田ひな選手。今年の全日本女王です。

試合は、序盤から激しい打ち合い。実に18回ものラリーを張本選手が制するなど、決勝でも持ち味を出します。

それでも徐々に早田選手が強さを発揮。攻撃に転じる張本選手の強打を、堅い守備で跳ね返します。

最後は張本選手のフォアハンドがネットにかかり、ゲームカウント4-2で早田選手に軍配が上がりました。

大会前まではパリ五輪の選考ポイントで10位だった張本選手。今大会で一気に90ポイントを獲得し、トップ5に入る見込みです。

◆女子決勝
早田ひな4-2張本美和
(9-11、11-9、11-5、11-3、8-11、11-4)