【実況アナ取材記2】堀米雄斗・白井空良らそろい踏み 夢の新技成功なるか!?
開幕まであと3日となった世界最大のアクションスポーツ国際競技会『X Games』(エックスゲームズ)。今回はその実況を担当するアナウンサー5人が、取材を続ける中でみつけた注目点やみどころを紹介します。第2回は、田中毅アナウンサーです。
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こんな日が来るとは想像できませんでした。世界最大のアクションスポーツ国際競技会であるX Gamesが日本にやってくるのです。4月22日(金)から千葉県のZOZOマリンスタジアムで開催されるこのX Games。1990年代からアメリカを中心に開催され、スケートボードやインラインスケート、BMXやスノーボード、サーフィンなど様々な種目が行われ、世界中を熱狂の渦に巻き込んできた大会が、日本のファンの前で初めて開催されます。
手前味噌(みそ)ですが、かく言う私もかつてはスケボー少年でして、高校生の時は毎週末、駒沢公園でスケボーのトリック(技)の練習に明け暮れていました。アナウンサーになってからも若手の頃は上司との面談で「いつかX Gamesのような、エクストリームスポーツ(当時はこう呼んでいました)の実況がしたいです!」と、熱く希望を伝えていました。そんな私が今回、X Gamesの実況担当の一人として中継に参加させて頂くことになりました。鼻息が荒くならないわけがありません。
私が担当する種目はスケートボード男子ストリート。これまたものすごいスーパースター達がそろいました。東京五輪で金メダルを獲得した堀米雄斗選手、年収は30億円とも言われる“キング・オブ・スケートボード”ことナイジャ・ヒューストン選手、さらには同じく東京五輪にも出場した20歳の白井空良(そら)選手などなど。
先日、白井選手が練習するスケートパークに取材に行ってきました。この白井選手は「ソラグラインド」など独自のトリックで世界中を魅了してきたことでも有名ですが、何と!このX Gamesに向けて新技に挑戦しているではありませんか!さらに、いまだかつて誰も成功したことのない極めて難易度の高いこのトリックを、我々取材陣の前で、見事メイク(成功)してみせたのです。最新の情報では、完成度がさらに上がってきているとのこと。X Gamesという大舞台でメイクできれば、世界に衝撃を与えること間違いなし。ライバルたちも新しい技を引っさげて日本にやってくるでしょうから、まさに世界最高峰の戦いが繰り広げられることになりそうです。金メダルの行方は果たして!?
取材・執筆 田中毅(日本テレビアナウンサー)
4/23(土)スケートボード男子ストリート予選
4/24(日)スケートボード男子ストリート決勝