プロ野球、巨人の松田宣浩選手が28日に引退会見を行い、18年間のプロ野球生活を振り返りました。

会見の冒頭で松田選手は「読売ジャイアンツ1年、福岡ソフトバンクホークス17年。18年間のプロ野球生活は私にとって本当に夢のような時間でした。本当に野球が大好きでした。18年間たくさんの方と出会い、たくさんの方に支えられ、ここまで野球をすることができました。本当にありがとうございました」と所属してきた2球団へ感謝の思いを口にしました。

引退を決めた理由について問われると「原監督から『ムードメーカーとしてではなく、戦力として考えている』という温かい言葉をいただき、ジャイアンツに飛び込んできました。その中で1軍でプレーしても結果を出すことができなかったというのが正直な思いです」と、時折言葉に詰まりながら答えた松田選手。

また引退のタイミングを問われると「2度目の2軍降格となった日の夜に、妻にそろそろ引退の時期かなという思いを打ち明けました。原監督には横浜3連戦の最終戦が終わった後にお時間をいただきそこで伝えました」と答えました。原監督から「本当に18年間よくやってくれた」という言葉をかけられたことも明かしました。

松田宣浩選手の通算成績は1921試合に出場し、打率.265、1832安打、301本塁打、991打点。強打が魅力の三塁手が現役生活に別れを告げました。