◇プロ野球イースタン・リーグ 楽天5-4巨人（16日、ジャイアンツ球場）

桑田真澄2軍監督の初の公式戦。

先発には井上温大投手が名前を連ねました。1番にはセンター浅野翔吾選手、4番には浅野選手と同じ年のティマ選手が座りました。

3回まで楽天を無失点に抑えていた井上投手でしたが、4回、2番の中島大輔選手にライト前ヒットで出塁を許すと、4番の渡邊佳明選手にはタイムリー2塁打、と先制点を献上しました。

0-1で迎えた5回、巨人の立岡宗一郎選手の3塁打と秋広優人選手の2塁打で、同点に追いつきます。さらに、1アウト3塁の場面で山瀬慎之助選手が犠牲フライを放ち、勝ち越しに成功。

リードを守りたい井上投手でしたが、6回に、再び、中島選手と渡邊選手にしてやられると、育成の永田颯太郎選手にもこの日2本目となるヒットで再び勝ち越しを許しました。

9回には守護神の大勢投手が負傷明けの実戦登板。さすがの貫禄で1イニング12球を投げ、2三振3者凡退でチームに勢いを与えました。

そのウラ、2-4とリードされていた巨人は1アウトから増田陸選手の2塁打をきっかけに、喜多隆介選手、湯浅大選手、そして浅野翔吾選手の4連打で同点に追いつきます。しかし、最後は5番手で登板した近藤大亮投手が2四球と制球を乱すと、この日4打数3安打と当たっていた永田颯太郎選手。タイムリーヒットを放たれ、1点の勝ち越しを許し、チームは敗戦を喫しました。