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9回1アウト満塁で“痛恨ダブルプレー” 牧秀悟ら気迫見せる攻撃実らず DeNAはCS敗退

2022年10月10日 18:21
9回1アウト満塁で“痛恨ダブルプレー” 牧秀悟ら気迫見せる攻撃実らず DeNAはCS敗退
9回先頭バッターでヒットを放ったDeNA・牧秀悟選手
プロ野球セ・リーグ クライマックスシリーズ1stステージ 阪神3-2DeNA(10日、横浜スタジアム)

勝ったチームはファイナルステージに進む第3戦。DeNAは最終9回に逆転のチャンスを作るも、得点に至らず無念の敗退となりました。

3-2と1点ビハインドの9回、DeNAは回またぎとなった阪神・湯浅京己投手を攻め立てます。

先頭4番牧秀悟選手が追い込まれるも4球連続ファウルで粘り、最後は9球目をレフト前ヒット。手を大きくたたき、ほえながら1塁へ。球場に逆転の予感をもたらします。

5番宮崎敏郎選手は空振り三振に倒れるも、6番ソト選手が四球を選び出塁。さらに代打・オースティン選手がセンターへヒットを放ち、1打サヨナラとなる1アウト満塁のチャンスを作ります。

ここで三浦大輔監督は代打を選択。山崎康晃投手に代えて、プロ18年目、40歳のベテラン藤田一也選手を打席に送ります。

緊迫の場面で、藤田選手は初球152キロのストレートに反応するも、打球はセカンドへのゴロ。阪神は4-2-3のダブルプレーを敢行し、3塁ランナーはホームでフォースアウト。さらに1塁にヘッドスライディングした藤田選手も間に合わずダブルプレー。

大チャンスから一転となるゲームセット。DeNAは得点を奪えず、CS敗退が決まりました。この結末にベンチはしばらくぼう然。グラウンドに出てファンへのお礼の挨拶を行う際には、この日先発だった浜口遥大投手が涙。悔しさをかみしめ、今季が終わりました。

SNSでは、「浜口!泣くな!!」「惜しかったけど、来年また!」「めちゃくちゃ悔しい!来年大反撃しような!」「来年こそはリーグ優勝&日本一だ」と、浜口投手を励ます声や、早くも来年を見据える声が集まっていました。