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女子団体パシュートは2大会連続金メダル獲得ならず 銀メダルに「まだ整理できていない」

2022年2月15日 23:27
女子団体パシュートは2大会連続金メダル獲得ならず 銀メダルに「まだ整理できていない」
2大会連続金とはならずも銀メダルを獲得した女子団体パシュート(写真:AFP/アフロ)
北京五輪・大会12日目(2月15日)、スピードスケート・女子団体パシュート決勝

スピードスケート・女子団体パシュートの決勝が行われ、日本代表(高木美帆選手、高木菜那選手、佐藤綾乃選手、押切美沙紀選手)が出場しました。

日本チームは平昌五輪で金メダルを獲得したときと同じ、高木姉妹と佐藤選手の3人が滑走。日本はレース終盤までリードを守っていましたが、最終コーナーで菜那選手が転倒。カナダに敗れ、惜しくも2大会連続の金メダル獲得とはなりませんでした。

レース後、美帆選手は「2人と押切さんとコーチたちがいたから、予選のあのレースができたこと、そして最後まで戦えたってことが私はすごく誇りに思いますし、このチームで滑ることができてこのチームメートに出会えてよかったなって思っています」と、レース後の取材で感謝の気持ちを述べました。

決勝のレースについては、「言葉にするほどまだ自分の中で整理できていないところもある」と言葉を選びながら答えました。

また、佐藤選手も「私たちができることは予選含め、もう100%出し切ることができたと思うので、もう悔いはないとはいえないんですけど、でもよくがんばったなと思います」とコメントしています。

転倒した菜那選手は、言葉に詰まり、なかなか取材に応じることができませんでした。そんな姉に妹の美帆選手は、肩に手を回しフォロー。涙ぐみながら「ちょっと難しいですね、言葉に出すのは…」と声を振り絞りました。

予想外の結末となった女子団体パシュートですが、日本女子は2大会連続でメダル獲得。金から銀に色はかわったものの、この4年間でつみあげてきた美しい隊列は健在でした。

姉に気遣いを見せた妹の美帆選手は、今大会4つめのメダルを目指して次は女子1000m(17日)に出場する予定です。