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高木美帆「まだ気持ちを整理する時間が必要」 女子団体パシュートゴール直前で転倒。惜しくも2位

2022年2月15日 20:41
高木美帆「まだ気持ちを整理する時間が必要」 女子団体パシュートゴール直前で転倒。惜しくも2位
惜しくも銀メダルとなった女子団体パシュート日本代表 (写真:AFP/アフロ)
北京五輪・大会12日目(2月15日)スピードスケート・女子団体パシュート

五輪連覇に向け、スピードスケート・女子団体パシュート決勝に出場した日本代表は、強敵カナダと対戦しました。

日本代表は高木美帆選手、高木菜那選手、佐藤綾乃選手の3名がレースに出場。序盤からカナダをリードする展開でレースは進みます。オリンピックレコードの更新も見えてきた最終ラップ、カナダをわずかにリードして迎えた最終コーナーで3番目を滑っていた高木菜那選手がまさかの転倒。惜しくも銀メダルに終わりました。

試合後は、涙を流す高木菜那選手に妹の高木美帆選手が歩み寄りなぐさめるというシーンも見られ、さらに競技後行われたセレモニーでは3人が肩を抱き合って涙する場面も。

レース直後、ネット上では「高木菜那」「パシュート」のワードが上位になり、「高木菜那はミスしたのではなく攻めた結果だ」「本当に悔しいよね。見てるこちらも涙です。どうか自分を責めないで」「まだマススタートがある。この悔しさをぶつけてほしい!」など高木菜那選手を励ますコメントが多く寄せられていました。

◆以下、女子団体パシュートの選手たちのコメント

【高木菜那選手】

――菜那さん。レースを終えて、みんなで肩を組んで声を掛け合っていましたが?

「やっぱり最後、転ばなかったら優勝できたかもしれないタイムだったので悔しいです」

――菜那さんまだレースはありますから、次に向けてはいかがですか?

「(少し間があって)後で考えます」

【高木美帆選手】

――美帆さん。3つ目の銀メダルになりました。それぞれ、思いを込められたものは違うと思いますがいかがでしょうか?

「本当にどの銀メダルも違う思いがあって。また1500メートルの時とは違った悔しさっていうものはありますね。私の中ではもっと最初の方にできたことがあったのではないかと。後半の戦いになる前にチームにリズムを作ることができたんじゃないかという思いもあるので。まだ、どう言葉に表していいのかわからないんですけれども、そこに関してはまだ気持ちの整理をする時間が必要だなと思っています」

【佐藤綾乃選手】

――綾乃さん。後半に強いカナダを相手にレース、いかがでしたか?

「ファイナルが終わってみて、今日はカナダが強かったんだなと思うことができたレースでもありましたし、最後自分たちがゴールしたところで、どういう差になっていたのか。本当に僅差になっていたと思うんですけれども、美帆さんと同じく自分にも前半の先頭に出たところだとか、後半の前の人のサポートだとかまだまだできた部分があったんじゃないかなと反省しました。自分自身にも悔いの残ったレースになってしまったなと思いました」
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