◇プロ野球セ・リーグ 巨人6―5DeNA(8日、東京ドーム)

4回表にDeNAに一挙4点を許した巨人。しかしその裏、大城卓三選手が3ランホームランを放ってすぐさま1点差に詰め寄ります。さらに5回、中田翔選手に逆転の3ランホームランが飛び出して勝利。前日の試合に引き続き2連勝として、巨人が今カードを勝ち越しました。

◇以下、原辰徳監督の試合後インタビュー

――4点差を逆転して、1点差を守り抜いての勝利となりました。振り返っていかがですか？

「4点は仕方ないと言えば仕方ない。その裏に2アウトから、あの(大城卓三選手の)3点が大きかったですね。少し流れという点で、つないだ一本のホームランがまた昨日の流れ的なものを呼び寄せてきたという感じはしましたね」

――中田翔選手のホームランは、詰まったようにも見えましたが？

「もうあのへんは勢いが好転してきて、(中田)翔の力で打ってくれたというところですね」

――この日7番に入った坂本勇人選手にヒットが2本出ましたが、これはどのように見ていますか？

「7番で気楽に打ったわけじゃないでしょうけど、本人も必死でやっているんでね。そういう意味では今日は非常に良かったと思いますね」

――先発の井上温大投手はこの日が3度目の先発でしたが、4回途中で降板という結果になりました。

「やっぱり3回までは非常に完璧でしたけれどもね。4回の先頭バッターに2ナッシングから2ベース(ヒット)というのはね、その辺から少し動揺してたんじゃないかなと。でも着実に良くなっていると思います。階段は上っています。ボールそのものの勢いもあるし。しかしプロの世界で勝つという、勝利がつくというのは簡単なものではないというものが分かればそれでいいと思いますね」

――これで2カード連続で勝ち越しまして、明日から中日戦となります。次戦に向けて一言。

「明日も一戦一戦、ベストを尽くして戦っていくということですね。手ごわい投手になりますけど、しっかりと対応していきたいと思います」