20日のエキシビション前に羽生結弦ら始動
競技の終わったフィギュアスケート日本男子の選手たちが、練習を開始。次に向けて早くも始動しています。
■羽生“再び”リンクへ思い出のプログラム
フリーの激闘から、4日後となる14日。羽生結弦選手は、日曜日のエキシビションを前に練習を再開していました。北京五輪フリーで滑った“天と地と”の曲をかけた練習では、ステップを確認。おとといは、4回転サルコウの練習を行っていました。
そして、会場に鳴り響いた“オペラ座の怪人”の曲。実はこれ、2014年~2015年シーズンに滑ったフリーの曲で、今回と同じく、中国が、試合の舞台となった“波乱”のプログラムなのです2014年11月のグランプリシリーズ中国杯、演技直前の練習で他の選手と衝突した羽生選手。アゴを7針縫うケガをしながらも、そのまま演技を続け、2位となりました。また、同じシーズン、上海で行われた世界選手権では、2位に。演技後、リンクに降り注いだのは、羽生選手のファンからの“プーさんシャワー”でした。
北京五輪のエキシビションを前に練習を終えた羽生選手は、“オペラ座の怪人”を練習していた理由について、こう話しました。
「なんかここでできなかったというか、中国でやりきれなかったので見せたいなって」
■鍵山・宇野“大技”挑戦“早くも”始動
初のオリンピックで、銀メダルに輝いた鍵山優真選手もエキシビションを前に、練習会場に姿を現しました。メダル獲得直後、今後の目標について、こう語っていた鍵山選手。
「金メダルは4年後目指して、また新たに4回転の種類だったりとか、新たな自分を作り出せたらいいと思っています」
おとといの練習では、さっそく新たな4回転ジャンプとなる大技の、4回転ルッツに挑んでいました。
平昌、北京と2大会連続でメダルに輝いた宇野昌磨選手もトップを目指すため、新たな挑戦をしています。何度も転倒を繰り返しながら、とぼうとしていたのは、5回転トウループです。
早くも、次を見据えた選手たちの挑戦が始まっています。