◇プロ野球セ・リーグ 巨人4xー3広島（29日、東京ドーム）

オフ期間に自主トレを共にし、師弟関係にある巨人の中田翔選手と秋広優人選手が“師弟アベックホームラン”を放ち、広島に連勝しました。

巨人は2点ビハインドで迎えた7回、秋広選手が甘く入った初球のカーブを捉え、ライトスタンド中段へプロ初ホームランを放ち、1点差に詰め寄ります。

そして9回、2アウト1塁の場面で、中田選手が初球を強振すると、打った瞬間確信の第6号逆転サヨナラ2ランホームランを放ち、広島に連勝しました。

ヒーローインタビューで「初球からいこうと決めていたので、狙っていなかったがホームランになってくれてよかったです」とプロ初ホームランを振り返った秋広選手。

そして逆転サヨナラホームランを打った師匠・中田選手について「（中田）翔さんが打席立つ前に、自分に『見とけよ』というふうに言ったので、それで決めてくれたのはさすがだなと思いました」とコメントし、これを聞いていた中田選手は照れくさそうにベンチで笑っていました。

そして同じくヒーローインタビューに上がった中田翔選手は「打席に立つ前にアキ（秋広選手）に、『手本を見せてやるから見とけ』と言って打席に立ったので、すごく足が震えていました」と話し、球場を沸かせました。

続けて「アキ（秋広選手）が初球でホームランを打ってくれたので、（自分も）負けるわけにはいかないと思いましたし、最後までファンの皆さんが声援を送ってくれたので、背中を押してもらった気持ちで打席に立てました」とファンに感謝した中田選手。

「もっとスケールの大きいホームランバッターになってもらいたい」と、秋広選手のさらなる飛躍に期待を寄せました。