“ホーバス語録”連発 男子代表チームは「まあまあだね(笑)」川真田紘也は「大人になったかな」
3日に行われたバスケットボール男子日本代表のパリ五輪出場決定記者会見。指揮官トム・ホーバスHCはチームについて「まあまあ(笑)」と表現するなど、ホーバス語録が満載の会見となりました。
MVPは誰かと尋ねられた名将は、「全員です。ぼくのバスケットは1人じゃない、全員、チームバスケット。NBA選手がいても、チームプレーが必要だった。(渡邊)雄太もわかっていて、このスタイルに雄太も簡単に入って、そうすると全員の特別な力が使える」とホーバス流でチームを称えました。
また、2021年の東京五輪で女子日本代表を史上初の銀メダル獲得に導いた際に「スーパースターはいないけれど、日本はスーパーチームだ」と表現したことにかけて、今回の男子代表について問われると「まあまあだね(笑)」と会場を笑わせました。
「このチームは新しい歴史を作った。間違いなくスーパーチーム。天井がどこにあるかまだわからない。そこが楽しみ。今すごく結果を出したが、もっともっとできると思う」と奮起を促しつつ、「このチームはスーパーチームだけど仕事はまだ終わっていない。これからもっともっといいバスケットを、“40分間のバスケット”を見せたい」と話し会場と選手の笑いを誘いました。
今大会川真田選手は、献身的なディフェンスでチームに貢献。ベネズエラ戦の10点を追いかける第4Qでは、ホーキンソン選手に代わって出場しベネズエラの攻撃を封じることに成功。大逆転勝利を呼び込む原動力となりました。
ホーバスHCは川真田選手の成長について「(代表当初は)練習の前にシューズのひもを結んでいない、準備していない、体育館にギリギリに入って全然プロフェッショナルじゃなかった。でも色々話して、だいぶ変わった。本当に大人になっていいチームメートになりました。これからもっともっと伸びると思う。髪の毛じゃなくて、人生」とオチまで完璧に伝えると、川真田選手は「僕のこと愛してくれているということが分かったので、良かったです。これからも愛されるように頑張っていきたい」と返しました。