◇巨人春季キャンプ(13日、宮崎)

巨人の阿部慎之助新監督が13日、ファンの前でフリー打撃練習を行いました。

大城卓三選手や岸田行倫選手のフリー打撃を見守り指導していた阿部監督ですが、バットを持ち自らバッターボックスに立ちます。それを見ていたファンから拍手で迎え入れられました。

現役時代は19年間で2282試合に出場し406本塁打1285打点を記録し、12年にはセ・リーグMVPを受賞するなど左の大砲として活躍した阿部監督。

臨時コーチでキャンプに参加している松井秀喜氏や、元巨人監督の高橋由伸氏など、かつての仲間たちに見守られながら合計16本の球を打ち込みました。

阿部監督が振り抜いた打球は快音を残しながらライト方向へ飛んでいきます。ファンや見守るコーチ陣から「おぉー」という声が漏れますが、フェンスにあたり惜しくも柵越えならずでバッターボックスを後にしました。

阿部監督は打撃後、モニターで自身のフォームを松井氏らと談笑しながら確認し、素振りをするなど現役さながらにチェックに余念がありませんでした。