プロ野球・日本ハムの新庄剛志監督は27日、来季も続投することを会見で発表しました。

井川伸久球団オーナーは「就任1年目の22年は6位、今シーズンも本日の時点では最下位。数字の上ではファンのみなさまのご期待に沿う結果にはなっておりません。しかしながら、これまでの試合を振り返ってみても、個々の選手の潜在能力や意欲を引き出し、成長を促してくれました」と、転換期であるチームのレベルアップを図っている新庄監督の指導ぶりを高く評価しました。

その中で、大きく飛躍を遂げた代表例がプロ5年目の23歳、万波中正選手。今季ここまで135試合に出場し、リーグトップタイの25本塁打。本塁打王争いでは浅村栄斗選手（楽天）、ポランコ選手（ロッテ）と並び、タイトル獲得も期待されます。本塁打王獲得となれば、球団では2006年の小笠原道大氏以来、17年ぶりのこととなります。

若い選手の躍動について問われた新庄監督は万波選手の名前も挙げ、「いまホームラン競争でポランコ、近藤くん、浅村くん、もうね何億の選手なんで。万波くんが2000万円。年俸上げてください。よろしくお願いします」と同席する球団社長とオーナーに向けて頭を下げ、異例の年俸アップお願いを申し出ています。

また来季の若手選手の活躍について「楽しみな選手しかいないですね。野村（佑希）くん、清宮（幸太郎）くんが万波くんに続いて何かのタイトルを取るような選手になってくれると思うので本当に期待します」と更なる活躍を期待しています。