【高校サッカー全力新聞】東京A・堀越 選手主体で戦術・交代も決める「独立不撓の紫軍団」
■東東京のスポーツ強豪校
堀越高校は校舎を中野と高尾に構え、スポーツや芸能などで活躍する方を多く輩出しています。近年ではサッカー部の躍進が目立ちますが、野球部は春夏通算10度の甲子園出場。OBには井端弘和さんや岩隈久志さんなどが名を連ね、様々な分野で活躍する卒業生を輩出しています。
■選手主体で戦術・交代・練習も決める
堀越の特徴といえば「選手主体」のチーム運営。戦術や試合のメンバー、練習を選手が自ら決めます。またオフの日数や練習試合のタイミング、合宿を行うかどうかなども選手の意見を基本に決定されます。
その中心にいる主将の中村健太選手(3年)は堀越で過ごした3年間について「人として成長できたと実感しています。サッカー面や生活面ではもちろん、試合に出場するメンバーなど『選手を決める責任』が、プレーだけではなくピッチ外の言動や行動というところで人間としてかなり成長したと思います」と話しました。
またチームの状態について「まだ改善するべきところはかなりありますが、確実に成長はしていると思います。自信を持ちながら過信せず地に足着けて毎日の練習を積み重ねていきたいです」と冷静に語りました。
12月28日に開幕する選手権。全国制覇までには6勝が必要となります。選手が自ら考え、自ら決める。「独立不撓の紫軍団」堀越の活躍に注目です。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/日本テレビ)