史上2人目となる2階級4団体制覇の偉業を達成したボクシング・井上尚弥選手が6日、アメリカで最も権威のある専門誌「ザ・リング」の年間最優秀選手に選出されました。

2022年12月にバンタム級で4団体統一を果たし、その後スーパー・バンタム級に転向した井上選手。去年の7月にはWBC・WBO2団体統一王者のスティーブン・フルトン選手に挑戦し、8ラウンドTKO勝ちをおさめました。

そして同12月にはWBA・IBF2団体王者マーロン・タパレス選手(フィリピン)と対戦し、10ラウンドKO勝ちを飾り、2階級での4団体統一を果たし、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」の年間最優秀選手(Fighters of the year)にも選出されました。

日本人として初めてザ・リングの年間最優秀選手に選出された井上選手。アジア人としては06年、08年、09年に受賞したマニー・パッキャオ選手(フィリピン)以来の快挙でもあり、自身のSNSで「権威あるリング誌の2023年最優秀選手賞に選出して頂き、大変光栄に思います。ですがこれも昨年の事として、2024年はより一層強い井上尚弥をお見せできる様精進して参ります」とコメントしました。