【バスケW杯】渡邊雄太のバッシュへのこだわり 「足元はパフォーマンスにめちゃくちゃ関係する」
まず渡邊選手がバッシュを選ぶ時に大事にするのが履いた瞬間の「ファーストインプレッション」だと言います。「今までもたくさんのシューズを履いてきているので、なんとなく合う合わないっていうのがそこでわかる。そこから僕は、ひもをギューッと縛りたいので、それが縛れるかどうかとか。あとは重さ。軽すぎないけど、重いのはイヤ。そういうことはシューズを選ぶときに大事にしますね」
実際に試合中にやるようなシュートの動きなどをして、入念に自分の足に合うかをチェックするという渡邊選手。去年のオフから履き始めたというのがNBAのクリッパーズで活躍するポール・ジョージ選手のシグネチャーシューズ、ナイキの『PG6』。軽量感に加え、靴ひもを通すパーツ部分が足の前方から中間にかけてをつなぎ、フィット感が生まれるのが特徴だといいます。
プロ1年目には30.5cm、現在は32cmのバッシュを履いているという渡邊選手。履き方にもこだわりがあります。「普段は靴下を2枚はいて、大きいシューズを履きます。まずはかかとを合わせて、そこからギュッとひもを縛って、つま先にはそれなりに余裕があるようにします。でもしっかり縛っているので、中で足が動くことはないです」
高校時代は同じシューズを長く履いていたといいますが、昨シーズンは5~6足をローテーションし、合計20足ほど履いたそう。「年間の試合数も多いし、新しいシューズの方が機能性がいい。新品のまま試合に出たいくらい。試合の直前に新しいシューズをおろして、そのまま試合に出るということもしてたりしました。足元はパフォーマンスにめちゃくちゃ関係してくるので、シューズ選びはこだわり持ってやっています」
NBAのシーズン終了後、W杯への出場を決めるとすぐにバッシュに日の丸をつけた渡邊選手。今回のW杯で勝利を挙げることができなければ代表を引退すると語るなど、並々ならぬ決意で大会に臨みます。
「この代表ではNBAとは違った役割、色んなプレーが求められると思う。しっかり自分の良さを出しつつ成長した姿を見せたい。8月25日(開幕戦)に自分の最大のコンディションを持って行ければと思っています」