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貴景勝 初場所で初の綱とりにも自然体

2020年12月24日 20:42
貴景勝 初場所で初の綱とりにも自然体

日本相撲協会は24日、来年1月10日に初日を迎える大相撲初場所の番付を発表しました。先場所13勝を挙げ、大関として初めて優勝した貴景勝(24)は2場所連続で東大関に就き、自身初めての“綱とり”に挑戦します。

横綱へ昇進するには大関で2場所連続優勝、もしくはそれに準ずる成績が必要とされていて、貴景勝は初場所で“13勝以上の優勝”が昇進の目安とされています。

子供の頃からの夢でもある横綱昇進に初めて挑戦することについて、貴景勝は「プレッシャーは全くなくて、弱ければまた強くなるしか上(横綱)に上がる方法はない。力を出し切りたいです。出し切って自分の力がどうかっていうのを試したい」と話し、さらに「全員が経験できることじゃないので、感謝してやるしかない。経験できれば、人生の糧になるので、のびのびとやっていきたい」と自然体で“綱とり”に臨む今の気持ちを明かしました。

さらに今年1年を「見つめ直せた1年だと思います。今年は家にいる時間も多かったし、これからの相撲人生、どうやって自分の相撲を磨いていくかを考えられた1年。気づけた1年だった」と振り返りました。

また、横綱の白鵬(35)が東正位、鶴竜(35)が西正位に就きました。両横綱ともに3場所連続休場中で、先場所後の横綱審議委員会では「引退勧告」に次ぐ、「注意」の決議が下されていて、初場所では進退を懸けての出場が求められます。

写真:日刊スポーツ/アフロ