横綱・白鵬 コロナ感染で初場所休場へ
横綱・白鵬(35)の新型コロナウイルス感染を受けて日本相撲協会の芝田山広報部長が5日夕方、取材に応じ、白鵬の初場所出場について「それはもう難しい。出場はないと思います」と話しました。
去年の7月場所から3場所連続で休場中の白鵬は、横綱審議委員会から「引退勧告」に次いで重い「注意」の決議を受けていて、初場所への動向が注目されていましたが、新型コロナウイルスへの感染で初場所(初日10日)を目前に4場所連続休場が決定的となりました。
先週には、荒汐部屋で、力士や師匠ら計12人の集団感染が確認され、感染が相次ぐ相撲界。
芝田山広報部長は初場所の開催に向けて協会員全員に「自分たちも10日からの初日を目指してくださいと、そういう強い気持ちを持ってほしい。かかった人を悪く言うわけじゃない。ただ、だれと接触したかは分からないけど、ウイルスは勝手に動かない」と感染予防の徹底をあらためて訴えました。
さらに感染状況を考慮し、初場所の入場券販売を6日午後5時で終了することを発表しました。当初は残っている券があれば、販売する予定だった当日券の販売もしないとのことです。
今週中にも発出される緊急事態宣言の前に協会として対策をとり、予定通り初場所を開催する方針を示しました。