巨人ドラ1位平内入寮「迷ったら前に出ろ」
巨人のドラフト1位、亜細亜大学の平内龍太投手(22)が7日、育成を含む他の新人18人と神奈川県川崎市の読売ジャイアンツ寮に入寮しました。平内投手は「ついに始まるな」と語り、プロ生活の第1歩を踏み出しました。
平内投手は、最速156キロのストレートと多彩な変化球が持ち味の右腕。原辰徳監督から「菅野智之2世」と、絶賛されるなど未来のエース候補として期待されています。
年末年始は地元の兵庫県明石市に帰省し、いつも通りの練習をこなしたという平内投手は、「自分では体をつくってきたつもり。まずは動けるところを見せたい」と意気込みました。
また入寮前日の6日には、同じ明石市の出身で、ドラフト2位の山崎伊織投手(22)と偶然自宅前で遭遇したことを明かし、「また明日!」と言葉を交わして、入寮時も近くにいたその山崎投手と「昨日ぶり」と会話したことを笑顔で話しました。
入寮に向け、高校時代に祖父にもらったという「迷ったら前に出ろ!」と書かれた色紙を持参。この言葉は2018年に亡くなった星野仙一氏が大切にしていた言葉です。大学4年生で本格的にウエートトレーニングを始める際に「迷いがあったけどその言葉で一歩踏み出せた。一番大切にしている言葉です」と話しました。
そして、今季の目標を「まずは開幕1軍に入って、新人王を取れるように頑張っていきたいです」と宣言し、プロ1年目からの飛躍を誓いました。