サッカーJ1リーグも残すは最終第38節。8日午後2時同時に10試合が開催され、今季のリーグ王者が決定。最終戦で優勝がかかるのは、ヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島、FC町田ゼルビアの3チームとなっています。

最も有利なのは、首位に立つヴィッセル神戸。ホームでの湘南ベルマーレ戦に勝利すれば、他チームの結果に左右されることなく、J1連覇が達成。3日（火）のAFCチャンピオンズリーグ・エリートでは、直近のリーグ戦から先発全員を入れ替えて試合に臨み、主力を休ませています。15位湘南は、今季は神戸を除き2位広島～6位東京ヴェルディに勝利を収めている上位キラー。湘南とのホームゲームは現在3連勝中ですが、侮れない存在です。

神戸が引き分けた場合、優勝の可能性が生まれるのは2位広島。勝利すれば、勝ち点で神戸を上回り逆転優勝。最終戦はアウェーで4位ガンバ大阪。今季リーグ2番目に少ない34失点と、堅い守備が光る難敵。まずは勝利を飾り、神戸の引き分け以下を願います。

3位町田は、まずはアウェー鹿島アントラーズ戦に勝つのが絶対条件となっています。さらに神戸と広島両方の敗戦を期待しなければいけない状況。相手の5位鹿島は今季ホームゲーム18戦無敗。J1最多8度の優勝を誇るクラブを敵地で打ち破れるか、注目されます。

また神戸敗戦、広島引き分け、町田勝利ならば、3チームの勝ち点が69で並び得失点差での勝負。この場合は神戸の3位が確定し、広島と町田に優勝の可能性。ただし現時点で得失点差で広島が『9』上回っているため、広島の優勝が濃厚。町田は10点差以上での勝利をしなければ、広島を逆転することはできません。

【J1第38節優勝争いカード】
神戸－湘南（午後2時、ノエビアスタジアム神戸）
G大阪－広島（午後2時、パナソニック スタジアム吹田）
鹿島－町田（午後2時、県立カシマサッカースタジアム）