×

DeNA牧“2年目のジンクス”お構いなし 「記録ずくめ」の2年間を振り返る

2022年12月29日 11:21
DeNA牧“2年目のジンクス”お構いなし 「記録ずくめ」の2年間を振り返る
「記録づくめ」の2年間となったDeNA牧秀悟選手

今季、球団初となるプロ入りから2年連続20本塁打以上を達成し、自身初となるベストナインを受賞するなど“2年目のジンクス”とは無縁の活躍を見せたDeNAの牧秀悟選手(24)。

ルーキーイヤーから記録ずくめの活躍を見せた牧選手。これまで日本テレビで行ったインタビューで牧選手の2年間を振り返ります。


■ルーキーイヤーは「新」。長嶋さん超える活躍も「自分を見つめ直す」

1年目の昨季、開幕からスタメンの座をつかむと、長嶋茂雄さんの持つ「新人二塁打記録」を更新。また、21世紀初となる「新人選手3割20本塁打」を達成。そして「球団新人最高打率、最多安打」さらに「史上初の新人サイクルヒット」を達成するなど大活躍。

NPBアワードでは新人特別賞を受賞し、その年の契約交渉では2年目野手史上最高額の7000万円(金額は推定)で更改。

1年目を終えた昨年11月、牧選手はルーキーイヤーを漢字1文字で振り返り「新」と書きました。

「自分も新しい世界に入って、初めてのシーズンですごく新しい気持ちになったシーズンですし、個人としてはいろいろ新しい記録を塗り替えることができたので、この字にしました」

しかし、チームは最下位に終わり、悔しいシーズンに。“2年目のジンクス”とも言われる今季へ意気込みも語っていました。

「1年目、個人としてはすごくいいシーズンになりましたが、2年目どうなるか分からない。しっかりと自分を見つめ直して、今年の成績を少しでも上回れるように頑張りたい」


■2年目は“開幕4番”「勝たないと面白くない」

2年目となる今季開幕前には三浦大輔監督が“開幕4番”での起用を明言。開幕直前には自分自身に求める“4番像”について語っていました。

「自分は狙って本塁打や長打をバンバン打てるタイプではないので、本塁打で勢いづけるより、チャンスでは打つ『つなぎの4番』である事が、一番このチームにとっていいのかなと思っています。まずはチャンスで回ってきたら(ランナーを)返したいですけど、先頭打者であればしっかり塁に出て、チームを勢いづけることができるような4番バッターになっていきたいと思っています。チームのために打つ所を見ていただければなと思います」

また、チームの中心選手としての自覚を口にしていました。

「去年みたいにずっとがむしゃらにというか、『相手に向かっていく気持ち』は忘れずにいきたいです。でも1年目を経験して2年目になり、下の子とかも入ってきました。もっともっと周りを見られるようになっていきたいですし、見ていかないといけないと思います。そういう部分で視野を広く持って、チーム全体をもっと見られるようにやっていきたいなと思います。チームで戦っているので、自分自身が打っても打たなくても勝たないと面白くないので、他の選手が打ったときは喜びたいですし、自分がダメでも他の人が打ってくれると思っているので、そこは切り替えて声を出すようにしています」

その言葉通り、牧選手は今季出場した135試合すべてで4番に座り続け、打率.291、1年目を上回る24本塁打、リーグ2位タイの87打点。球団初のプロ入りから2年連続20本塁打以上を達成し、リーグトップとなる36二塁打を記録。ベストナインも初受賞するなど“2年目のジンクス”とは無縁の活躍を見せました。

チームの中心選手として、ベンチでは誰よりも声を出し、チームメートを鼓舞し続けた牧選手。チームは前年最下位から2位への躍進しました。

12月の契約更改交渉では3年目の野手としては高橋由伸さん(2000年・巨人)を超える史上最高額の1億2000万円でサイン。(金額は推定)

「自分が1年目の時、最下位で終わってしまった分、今年は2位で終わることができましたが、優勝を目の前でされている悔しさがある。来年こそ逆の立場で優勝したいという思いが芽生えた。1番(の個人の目標)は打点王を目指している。来年こそリーグ優勝目指して、また1から準備していきたい」


■日の丸を背負い初のWBCへ「覚悟を持ってやっていく」

11月の「侍ジャパンシリーズ2022」。日本代表に選出された牧選手は全4試合に出場し、本塁打を放つなど活躍。来年3月に迫るWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での活躍が期待される中、意気込みを語りました。

「選ばれたい気持ちはすごく強い。選ばれるように今からしっかり準備していきたい。選んでもらったら覚悟を持ってやっていきたいです」

  1年目 2年目
打率.314③→.291⑧
安打153⑥→148⑦
二塁打35②→ 36①
本塁打22⑧→ 24④
打点71⑧→ 87②
出塁率 .356⑫→.354⑧
○内数字はリーグ順位

年俸推移(金額は推定)
1年目1300万円
2年目(今季) 7000万円(↑5700万円)
3年目(来季) 1億2000万円(↑5000万円)

24時間ライブ配信中
日テレNEWS24 24時間ライブ配信中
logo

24時間ライブ配信中