◇2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 決勝ラウンド 準決勝 日本6x-5メキシコ(現地20日、アメリカ・マイアミ)

準決勝を劇的勝利で収めた侍ジャパン・栗山英樹監督が試合後に会見を行い、サヨナラ打を放った村上宗隆選手について思いを明かしました。

準々決勝のイタリア戦まで17打数4安打と不振に苦しみ、この日も9回まで4打数ノーヒットだった村上選手。1点を追う9回裏はノーアウト1、2塁と長打が出ればサヨナラの場面でしたが、栗山監督はバントではなくヒッティングの采配で村上選手を打席へ送り出しました。

その思いについて栗山監督は「あんなバッターではないので、本当に世界がびっくりするようなバッターであるということを僕はこのWBCで証明したいと思ってやってきたので、彼を信じる気持ちでは本当に揺るぎないものがあるし、ただ打つきっかけをつくるためにはいろんな事をしなければいけないので、どうにか彼の能力を引き出すお手伝いが出来れば。今日はすごく良かったですけど、悔しいんじゃないかなと思います」とコメント。

また、翌日の決勝戦に向けて「最後おまえで勝つんだということはずっと言ってきたので、僕は信じています」と村上選手への信頼を口にしました。