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大谷翔平 9回裏のガッツポーズは「ここからだぞという気持ち」劇的タイムリーの村上に「必ず打ってくれると思った」

2023年3月21日 14:10
大谷翔平 9回裏のガッツポーズは「ここからだぞという気持ち」劇的タイムリーの村上に「必ず打ってくれると思った」
侍ジャパン・大谷翔平選手(Photo by Mary DeCicco/WBCI/MLB Photos via Getty Images)
◇2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 決勝ラウンド 準決勝 日本6x-5メキシコ(現地20日、アメリカ・マイアミ)

9回裏、村上宗隆選手の劇的タイムリーで逆転サヨナラ勝ちを収めた侍ジャパン。試合後、2安打の活躍を見せた大谷翔平選手が報道陣の取材に応えました。

「本当に勝てて良かった。苦しいゲームでしたけど、諦めずにやって良かった」と安心した表情を見せた大谷選手。

劇的勝利の口火を切ったのは大谷選手でした。第5打席、メキシコのクローザー・ガイェゴス投手の初球・チェンジアップを捉えると右中間を抜ける打球に。大谷選手はヘルメットを脱ぎながら激走。ツーベースヒットとなり、サヨナラのチャンスを作りました。

この打席について「どの打席も、何点差でもやることは変わらない。ストライクを振る、ボールを見逃す。相手がどんな投手でもやることは変わらないので、シンプルにそれだけを考えた」と語りました。

チームを鼓舞する一打となった大谷選手は2塁上で、チーム・ファンに向かって大きくガッツポーズ。この時の気持ちについて「(試合は)ここからだぞという気持ちで塁にはいた。後ろにつなげさえすればいける安心感があるので、いい形でつなげられてよかった」とコメント。

その後ノーアウト1、2塁となり、長打が出れば逆転サヨナラの場面で4打数無安打の村上選手に打席が回ります。

2塁上から村上選手の打席を見ていた大谷選手は「ファーストスイングからいい軌道で振れていたし、中々結果が出ずに苦しんでいたと思うけど、必ず打ってくれると思った。いいスタートを切りたいと思っていたので、1本出たときに1点まず返して、同点にできるようにリードからしっかり取りたいと思っていた。それ以上のバッティングを見せてくれたので楽にホームに帰れた」と語りました。

試合後、村上選手に「よかったな」と声をかけた大谷選手。「(村上選手)本人が一番苦しかったと思うので、本当によかった。(21日の決勝に)最高の形でつなげられると思うので、全員でもう一回勝ちに行きたい」と振り返りました。

決勝の相手は野球大国・アメリカ。「本当に素晴らしい相手。1番から9番までスター選手がそろっている。臆することなく、みんなが『メジャーリーガーだ』と受け身にならずに、自分たちの野球ができれば絶対に勝てると」と決意を新たにしました。
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