「仮想北京五輪」スピードスケート記録会
19日から青森県八戸市で行われている、日本スケート連盟によるスピードスケート強化部総合競技会。非公式の記録会ながら、平昌五輪メダリストの高木美帆選手(26)をはじめとするナショナルチームの選手が参加しています。
新型コロナウイルスの影響により、今季国際大会への日本選手の派遣は見送られてきました。そのため、ちょうど1年後に行われる北京五輪を想定し、選手に国内でも実戦の機会を設けるべく行われたのが今回の記録会。
非公式ではありますが、より実戦に近い感覚や緊張感を選手に持ってもらうため、報道を入れての開催となり、選手コールや記録のアナウンスなどは、公式の大会さながらの運営で行われています。
19日に行われたのは、スプリント部門の男女500メートルと1000メートルの1本目。
男子500メートルでは、村上右磨選手(28)がリンクレコードに相当する34秒67をマークしました。
貴重な実戦の機会に村上選手は、「練習だけでは滑りの評価は難しい。本番さながらのレースを行えるのは、来年に向けた課題を見つける良い機会になるのでありがたいです」とコメントしています。
この記録会は21日まで行われ、20日から始まるオールラウンド部門には、高木美帆選手が出場する予定です。