世界2位浮上の大坂「命の大切さ」呼びかけ
テニスの全豪オープンで2度目の優勝を果たし、世界ランキング2位に浮上した大坂なおみ選手が、日本に向けメッセージを発信。コロナや地震のニュースに対し、「こんな時こそ命の大切さをかみしめ、みんなが助け合うことが必要」と自身の思いを明かしました。
2年ぶり2度目の全豪オープンを制し、四大大会通算4勝目をあげた大坂なおみ選手。22日に発表された世界ランキングで、前回の3位から2位に浮上しました。大坂選手は、所属事務所を通じ、日本に向けて優勝メッセージを発表しました。
■以下、大坂なおみ選手のメッセージ全文(原文のまま)。
応援して下さった日本の皆さま、心からありがとうございます。全豪オープンを優勝することができ、本当に嬉しいです。(あの蝶々も喜んでくれたかな。)
また、コロナ禍で大会開催して下さった関係者の皆様、スポンサーの方々に感謝します。この優勝をコロナと戦っている世界中の人々と、先日、また地震が起きたというニュースも聞きましたが、10年前に東日本で起こった震災後、今なお困難に立ち向かっている日本の方々に捧げます。
コロナや地震など暗いニュースが続いていますが、こんな時こそ命の大切さをかみしめ、皆が助け合うことが必要だと思います。私にとっても、与えられた一瞬一瞬に感謝し、精一杯生きていくことがいかに大切か、自分自身の人生について考える時間となりました。
今回の優勝が少しでも日本の皆さんのパワーになれば嬉しいです。そして、オリンピックでは全力でプレーすることを楽しみに、更に強くなるように邁進します。
テニスのチカラ、スポーツのチカラで世界が幸せになれるよう心から祈っています。
写真:アフロ
※写真は全豪オープン3回戦で大坂選手の顔に蝶々がとまる“ハプニング”