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五輪代表・新谷仁美 アスリートの生理語る

2021年2月24日 21:28
五輪代表・新谷仁美 アスリートの生理語る

陸上1万メートル東京五輪代表に内定している新谷仁美選手(32)が24日、オンラインセミナー「TORCH Live Meeting Vol.2」に参加。「女子スポーツ選手のコンディション管理」をテーマに、女性アスリートの生理について語りました。

これまでも女性アスリートの生理について、SNSを通して積極的に発信してきた新谷選手。
2014年に一度引退する前は、「生理を隠そうという風潮があって、選手側からすると圧があった」と、生理についての環境の課題を提起。

また、「2013年の世界選手権の時には、無月経ではあったが自己最高の成績(1万メートル5位)。生理が無くても結果が出るという間違った考えを浸透させてしまった」と、後悔があることも明かしました。

生理について発信する理由を、「私も無月経などで悩んだこともあって、発信することで悩んでいる人の参考に。生理を問題視することがおかしいと思うので、生理の存在自体を男女ともに受け入れてほしい」と語った新谷選手。

最後に、セミナーを視聴していた方々へ、「一人で歩むことをせずに、周りの人たちと歩むことをしてほしい」とメッセージを送りました。

※写真:森田直樹/アフロスポーツ
※写真は2020年陸上日本選手権