ラグビー快足福岡不在も「後継者」が躍動
28日、ラグビートップリーグ第2節で、パナソニックが日野自動車と対戦し、60-12で快勝しました。
パナソニックは今シーズン限りで引退を表明している福岡堅樹選手(28)が当日メンバー変更でベンチ外。エースを欠く中、その福岡選手が後継者として期待する快足ランナーの竹山晃暉選手(24)が躍動しました。
まずは前半14分。相手ゴール前でモールから日本代表・坂手淳史選手(27)がボールを持ち出すと、パスをつないで、最後はタイミングよく走りこんだ竹山選手がギリギリで相手をかわし、ゴール右隅に鮮やかなダイビングトライ。
さらに後半4分、10番山沢拓也選手(26)が自陣22mライン付近から相手のディフェンスラインの裏に落とすミドルパントを蹴ると、こぼれ球を竹山選手がもらって一気に加速。相手を振り切り、およそ60mを独走してトライ。自慢のスピードでも相手を圧倒しました。
2トライをあげ、存在感を示した竹山選手。福岡選手も「トライをとる嗅覚は自分にはない才能」と得点能力に期待する逸材です。
日本のスピードスター福岡選手の後を継いで、2023年ラグビーW杯のメンバー入りなるか、今後も注目です。
■写真:西村尚己/アフロスポーツ(※写真は2020年のもの)