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【図解】五輪代表選考 パリ大会で初採用ブレイキン メダル量産へ9月に最速内定

2023年9月24日 15:32
【図解】五輪代表選考 パリ大会で初採用ブレイキン メダル量産へ9月に最速内定
左からAyumi選手、Ami選手、Shigekix選手
2024年夏に開幕を迎えるパリ五輪ブレイキンは五輪競技に初採用されましたが、日本選手の実力は世界屈指。今回は、ブレイキンのパリ五輪代表選考を図解で紹介します。

■9月の世界選手権で優勝すれば最速内定

ブレイキンでパリ五輪に出場できるのは男女それぞれ16人で、各国男女最大2人ずつ。

まずは最速で代表内定するパターン。

2023年9月23、24日にベルギーで開催される世界選手権。この大会の優勝者は五輪ランキング等にかかわらずパリ五輪の出場権を手にします。

2022年の世界選手権では、女子でAmi(湯浅亜実)選手が優勝、Ayumi(福島あゆみ)選手が3位、男子ではShigekix(半井重幸)選手が2位に輝くなど、その活躍が注目されます。

さらに各大陸選手権の優勝者合計5人もパリ五輪代表に内定。
※世界選手権優勝者と同じ国の選手が優勝した場合は次点の選手に与えられる

そして2024年3~6月に開催されるオリンピック予選シリーズ(OQS)によって7枠が決定します。

この大会には
①2023年世界選手権2~6位
②各大陸選手権の2~4位
③OQSの開催国
④ワールドランキング上位14人
⑤五輪開催国枠
⑥ユニバーサリティ枠
の合計40人が出場できます。
※大陸大会が開催される場合は、大陸大会の優勝者と大陸選手権の1~2位がOQSに出場できる

世界選手権優勝者、各大陸大会優勝の5人、OQS上位7人、そして開催国枠1人、ユニバーサリティ枠2人の合計16人でパリ五輪を戦います。

■パリ五輪注目は世界選手権女王のAmi

パリ五輪新種目で最も金メダルに近いとされる選手が、世界ランキング1位(9月24日時点)のダンサーネーム「Ami」こと湯浅亜実選手です。

これまでブレイキン最高峰の大会「Red Bull BC One」の初代女王に輝いたほか、2度の世界選手権優勝など国際大会では他を圧倒する実力を誇ります。

武器は全身を使って回転する「パワームーブ」を駆使したダイナミックな動きと細部までこだわり抜いた表現力です。Ami選手しかできないダンスは会場を魅了します。

カルチャーとして根付いているブレイキンがスポーツとして採用された今でも「楽しく自分らしく踊りたい」と語るAmi選手。五輪初代女王に輝き、シーンの新たな先駆者となれるか注目が集まります。

■男子注目はー21歳にして国際大会46回優勝 Shigekix

男子の注目選手は、ダンサーネーム「Shigekix」こと半井重幸選手です。

7歳の頃にブレイキンと出会うと、たちまち頭角を現したShigekix選手。頭で回転する「ヘッドスピン」をはじめとした回転技「パワームーブ」と音楽に合わせたリズミカルなダンスを得意とする選手です。

現在、全日本選手権を3連覇中と国内に敵なしのShigekix選手。11歳の頃から世界中を飛び回り、国際大会に出場すると、これまで優勝した回数は46回に及びます。

パリ五輪では新種目初代王者の期待がかかります。

■女子注目はー 41歳で頂点を狙うAyumi

Ami選手とともに五輪でのメダルが期待されるのが、世界選手権で優勝経験をもつダンサーネーム「Ayumi」こと福島あゆみ選手です。

21歳の頃、ダイエットも兼ねてブレイキンを始めると、初めての大会では小学生にまさかの敗北。それでも、先にブレイキンを始めていた姉の影響もあり、メキメキと力をつけ、世界最高峰の大会「Red Bull BC One」に女性として初出場。ブレイキン界の歴史に名を刻み込みました。

Ayumi選手の武器は“独創性”を重視したオリジナル技の数々です。自宅で掃除をしていた時に思いついた「ぞうきん」や牛のように跳ねる「カウカウ」という他のダンサーにはないユーモアあふれる技を持っています。

パリ五輪開幕時には41歳になるAyumi選手。オリジナル技でメダルに期待がかかります。