G吉川 目標は「143試合スタメン」
巨人の吉川尚輝選手(26)に先月、1軍のキャンプ地、沖縄・那覇市で単独インタビュー。キャンプの手ごたえ、日本シリーズでの悔しい思い、そして今季にかける思いを伺いました。
――キャンプの手ごたえは
S班でキャンプを始めさせてもらったんですけど、やるべきことは変わらないというか、(他のS班の)皆よりは立場も違うのでやらないといけないと思っていましたし、もっともっとアピールしないといけないと思っているので、1日を無駄にしないようにやっていきたいと思っています。
※S班…巨人の主力とベテランで構成された班。2月1日から東京ドームでキャンプインし、6日からは沖縄・那覇市に拠点を移す。吉川選手はS班で最年少。
――S班にいるのは違和感だったか
違和感しかなかったです。石井(琢朗)コーチとも「宮崎組よりやるぞ」と、僕も心の中で決めてましたし、「お願いします」というのもずっと話していたので、すごくいい練習はできました。
――現在どんなことに取り組んでいるか
主にバットの出し方というのを2月1日から継続してやってますし、強く振る中でもボールの目付とか難しいです。
――原監督にも何か声をかけられていたと思うが
「強く振れ」ということは言われていて、その中で肘の使い方でどうしても上を向いてしまう癖があるので「肘を下に向けながら強く振れ」というのは言われました。
――バッティングに関して方向で意識していることは
センターから左方向というのは意識してやっています。「自分の“ツボ”に入っていたところは強く振ってスタンドまで飛ばせるように」というのは、監督から言われているので、バッティング練習の中ではそういうことをしています。
――(去年の)開幕戦のHRは“ツボ”に入っていたということか
あれは本当にたまたまです。
――今季の目標を具体的な数字で言うと
あまり数字を出していいことなかったので。去年は120試合の中で日程的にはすごく過密な日程でしたけど、今シーズンは143試合あるので全試合スタメンで、セカンドで出られるように頑張っていきたいと思います。
――去年の日本シリーズについて
初めての日本シリーズですごく緊張しました。その中で何も結果が出なくて、チームに勢いもつけられなかったので、すごく悔しい日本シリーズでした。守備の面でもミスしてピンチ、失点につながるようなプレーをしてしまったので、それをプラスに捉えて、今シーズンではやっていきたいと思いますし、もう一度日本シリーズに出場して日本一になることを目標にして頑張りたいです。
――ファンに向けて
コロナ禍という状況ですけれど、皆さんにいいプレーを魅せられるように僕も頑張りますので、また球場に足を運んでくださるときは応援してくださったら嬉しいです。今後も応援をお願いいたします。