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DeNA石川雄洋 現役引退「解放された」

2021年3月21日 21:58
DeNA石川雄洋 現役引退「解放された」

21日、横浜市内の球団事務所でDeNA石川雄洋選手(34)の引退会見が行われ、16年の現役生活に幕を下ろしました。

石川選手は神奈川県の横浜高校出身で今年楽天の開幕投手を務める涌井秀章投手(34)と共に2004年の夏の甲子園に出場し、準々決勝まで出場していました。

その年横浜ベイスターズからドラフト6位で指名を受けて入団。2012年からはオーナーがDeNAとなった新チームの初代キャプテンを務めました。

2019年にはプロ通算1000本安打を達成しましたが、昨シーズンは1軍での出場がなくシーズン終了後に自由契約になっていました。

石川選手は会見で「発表して、スッキリではないけど、解放された感じがします。16年間精いっぱいやってきて、悔しいより感謝の気持ちが大きい」と語りました。

現役生活で印象に残っていることについては「2016年球団史上初のクライマックスシリーズに進出した時、東京ドームの半分が真っ青に埋まった。ファンの方たちがたくさん来てくれた」と当時を振り返りました。

会見終了後、三浦大輔監督(47)がサプライズで登場し、花束を贈呈しました。石川選手について三浦監督は「野球が好きな純粋な心はずっと今でも変わらず持っている。苦しんでいる時も見てきましたし、おととし投手コーチやっている時に上がってきてチームを救ってくれた時はたけひろらしい」と語り、「次のスタートに向かっていろんなところで野球界に貢献してほしい。また一緒にユニホームを着たい気持ちもあるがまずは心も体もゆっくりしてほしい」と話しました。

石川選手の引退セレモニーは新型コロナウイルスの影響で入場者数に制限があるため多くのファンの方の前に出てもらいたいという意向から開催時期は未定です。

石川選手が引退し横浜ベイスターズ時代から在籍している選手は田中健二朗投手(31)と国吉佑樹投手(29)の2人だけとなりました。

写真:球団提供