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東京五輪代表・田中希実「最低限」もトップ

2021年4月3日 20:28
東京五輪代表・田中希実「最低限」もトップ

3日、駒沢陸上競技場で行われた陸上の中距離種目に特化した、東京陸協ミドルディスタンスチャレンジ。3000mに、東京五輪5000m代表内定の田中希実選手が出場しました。非五輪種目ではあるものの、この種目の日本記録(=8分41秒35)保持者である田中選手。3月の後半から3週続けてのレース出場となりました。

田中選手はスタートから飛び出すと、ぐんぐん後続を突き放し独走します。3位集団に100mほど差をつけるなど、圧倒的な強さを見せた田中選手は、一度も先頭を譲ることなく、タイムは全体トップとなる8分57秒27。フィニッシュ後には「ありがとうございました!」と大きな声で深く二度、礼をしました。

連戦で疲労が残っていたこともあり、目標の8分55秒切りはならなかったものの、「最低限の9分を切るというところは達成できたので出てよかったと思います」とコメントしました。

4日も1500mのレースに出場する予定の田中選手は、「逆に試合に出ないと、体・気持ちがなまってしまう。緊張感がなくなってしまったり、レース勘もなくなってしまったりする。調子関係なくできるだけ出るという方向で動いています」と意欲を見せました。