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競泳カツオが日本新で五輪「新カツオです」

2021年4月5日 21:59
競泳カツオが日本新で五輪「新カツオです」

競泳の日本選手権で5日、男子200m自由形の決勝が行われ、“カツオ”という愛称で知られる松元克央(かつひろ)選手が1分44秒65で優勝。個人での派遣標準記録を突破し、初の五輪内定を決めました。

最初からトップに立った松元選手は水を得た魚のごとく、後続をぐんと引き離し、一度もトップの座を譲ることなく、フィニッシュしました。1分44秒65という日本新記録は、2年前の世界選手権の優勝タイム1分44秒93よりも0秒28速いタイムです。

「頭が真っ白」とレース直後に答えた松元選手ですが、「しっかりと強化してきて、ここぞというときにタイムを出す試合は後は五輪だけ。こういう場面でタイムを出せたことは自信になります」と東京五輪での金メダル獲得を宣言しました。

この200m自由形は800mリレーのメンバーの選考も兼ねています。リオ五輪400m個人メドレーで金メダルを獲得した萩野公介選手が3位となり、3大会連続の出場権を獲得しました。

残りの2枠は日大豊山高校の3年生、柳本幸之介選手と自衛隊の高橋航太郎選手がそれぞれ初めてのオリンピック内定を決めています。

写真:日刊スポーツ/アフロ