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伊藤美誠「これで終われない気持ちも、終わりたい気持ちも」パリ五輪シングルス代表逃し心境語る

2024年1月26日 18:26
伊藤美誠「これで終われない気持ちも、終わりたい気持ちも」パリ五輪シングルス代表逃し心境語る
会見で涙ながらに思いを話す伊藤美誠選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
◇天皇杯・皇后杯 2024年全日本卓球選手権大会(26日、東京体育館)

全日本卓球選手権の女子シングルスでは、伊藤美誠選手が6回戦で敗退。パリ五輪シングルス代表の可能性がなくなり、率直な思いを口にしました。

今大会はパリ五輪の選考を兼ねており、シングルス出場権2枠が決まる最終決戦。早田ひな選手がトップを独走し代表の座を確実としている中、平野美宇選手を34.5ポイント差で追う立場で代表入りを目指していました。

6回戦では、木村香純選手にフルゲームで敗れるとベスト16で大会を終えた伊藤選手。ベスト8へ勝ち上がった平野選手を上回ることができなくなり、シングルス代表を逃すことになりました。

「一緒についてきてくれた“チーム美誠”のみんなと行きたかった。目標にしていたので悔しいです」

東京五輪では、水谷隼さんとの混合ダブルスで日本卓球界史上初の金メダルを獲得。シングルスでは銅メダル、女子団体では銀メダルをつかみました。

「東京五輪の時に歴史になるものを作り上げたとすごく感じている」としつつ、「私はシングルスで優勝するのを目標にしていた。シングルスで成し遂げたかった」と悔しさをにじませます。

団体戦メンバーとして選出の可能性は残していますが、「団体戦に選出されても出るかどうかハッキリ決まってない。まずは落ち着いてどこまでやるかをしっかり考える」と代表を辞退する可能性も示唆。

進退については、「昔からの目標はいいところで辞めたいっていうのが一番。これで終われないっていう気持ちはすごくあるけれど、終わりたいっていうのもある。いいところで終わりたいから、欲張ってもうちょっと頑張ります」と涙で言葉をつまらせながら話しました。
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