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「紙一重だった」ワタガシペアが世界6位のタイペアに序盤苦戦もストレート勝ち 悲願の金メダルへあと2勝

2024年8月1日 11:16
「紙一重だった」ワタガシペアが世界6位のタイペアに序盤苦戦もストレート勝ち 悲願の金メダルへあと2勝
準決勝進出を決めたバドミントン混合ダブルスの渡辺勇大選手と東野有紗選手(写真:AP/アフロ)
◇パリオリンピック2024 バドミントン混合ダブルス 準々決勝 渡辺勇大東野有紗2ー0プアワラーヌクロ・タエラッタナチャイ(大会6日目=現地時間31日 ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナ)

バドミントン混合ダブルスで渡辺勇大選手と東野有紗選手の“ワタガシペア”が世界ランキング6位でタイのプアワラーヌクロ選手・タエラッタナチャイ選手のペアにストレート勝ちを収め、準決勝進出を決めました。

第1ゲームはタイのプアワラーヌクロ選手・タエラッタナチャイ選手のペアにゲームを先行される苦しい展開となり一時、9点差をつけられます。

それでも、渡辺選手が「しっかり前を使ったりだとか、相手に強い球を打たせない」と話すように、粘りを見せデュースに持ち込みます。

一進一退の攻防を繰り広げ、渡辺選手のスマッシュでマッチポイントとすると、最後は東野選手がサービスエースを決め、23対21で第1ゲームを取ったワタガシペア。「気持ちのぶつかり合いで我慢のゲーム、あそこは紙一重だったかなと思います」と熱戦を振り返りました。

これで波に乗ったワタガシペアは第2ゲームでも勢いが止まりません。渡辺選手の隅に打ち分ける正確なスマッシュと「2ゲーム目は2人で声かけながらできた」と東野選手の緩急を生かしたプレーで得点を重ね、最後は東野選手が空いているスペースに決め、21対14で勝利。東京オリンピックに続いて2大会連続で準決勝に駒を進めました。

準決勝に向けては、「気を緩めることなく、まだ相手が決まっていないので、しっかり休んで、また明日気持ち作り直して勝ちます」と渡辺選手が意気込みを語ると、「この2ペアだったり、他のペアを倒すためにここまでやってきたので、明日は自分のプレーをしっかりして決勝に進めるように一戦一戦なんですけど頑張っていきたいです」と東野選手が続けました。