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バドミントン男子ダブルス 遠藤・園田・嘉村が800人の前で「ラストマッチ」相方へ感謝の思いも

2022年4月10日 22:05
バドミントン男子ダブルス 遠藤・園田・嘉村が800人の前で「ラストマッチ」相方へ感謝の思いも
バドミントン男子ダブルスで第一線を退いた園田啓悟選手、嘉村健士選手、遠藤大由選手
バドミントン男子ダブルス日本代表で、東京五輪に出場した遠藤大由選手(35)、園田啓悟選手(32)、嘉村健士選手(32)が10日、埼玉で行われた「遠藤さん カムさん けいごさん 感謝祭」に参加。五輪後、第一線を退くことを発表した3人が、約800人のファンの前でダブルスのエキシビションマッチやトークショーを行いました。

園田・嘉村ペア対遠藤・渡辺勇大ペアのエキシビションマッチは、日本男子ダブルスをけん引してきた二組が白熱のラリーを繰り広げる一方で、プレー途中にペアを入れ替えラリーを行うなど会場をわかせる一幕も。イベントに駆けつけた桃田賢斗選手(27)、奥原希望選手(27)、山口茜選手(24)など、ともに日本代表で活躍した選手たちも終始笑顔で見守りました。

イベント終了後、それぞれにペアを組んだ相方への思いを聞くと、遠藤選手は「(渡辺)勇大じゃなかったら、ここまでの成績を収められなかったし、感謝することがたくさんあります。今後は立場は変わるけど、変わらない渡辺勇大でいてほしいと強く思います」と約5年間ペアを組んだ渡辺選手へエールを送りました。

一方、中学生で出会い、高校からペアを組む“ソノカムペア”の園田選手は「出会ったのが中学3年の夏。そこから十数年。(嘉村)健士とじゃなかったら東京五輪も出られていないし、この場所にも立てていない、本当に感謝しています。今までは一緒の道を歩んできたが、これからお互い違う道に分かれる。そこでも成功を祈っています」と話すと、嘉村選手は「お互い場所は変わってもやることは1つ。ここまで(長く)組んでいるダブルスは他にいないと思うし、いろんな人に愛されたのも“ソノカム”と呼んでいただいたおかげ。(園田)啓悟とじゃなければここまで来ていない。ありがとうという言葉」と感謝の思いを伝えました。

今後、遠藤選手はビプロジーでコーチ、園田選手はトナミ運輸のコーチ兼選手として、嘉村選手はヨネックスの女子コーチとして再出発します。