ハードル日本新・金井「五輪必ず出場」
陸上男子110mハードルの金井大旺選手は、29日に行われた陸上・織田記念国際大会で、13秒16の日本新記録を樹立し優勝。東京五輪の参加標準記録13秒32を突破したため、6月下旬の日本選手権で3位以内に入れば代表に内定します。
レースから一夜明けた30日の午前11時、オンラインでの取材に応じた金井選手は、「決勝は思った以上にタイムが出て、びっくりした。記録(従来の日本記録13秒25)を大幅に更新できたことはうれしく思う」と、喜びを語りました。
東京五輪代表内定に向けては、「五輪に必ず出場して、結果を残したい。気持ちが高まっている実感はあります。改善の余地はまだある」と、決意を新たにした様子。
実は金井選手、五輪後は函館市内で歯科医院を開業する父の後を継ぐため、競技を引退し歯科医を目指すことを公表しています。その父からはレース後、「おめでとう」と、祝福のメールを受け取ったといいます。「親にも地元の方から思った以上に連絡が入っていると聞く。自分が思っている以上に応援してくださる方がいることを自覚して、競技に取り組んでいきたい」
次戦は5月9日の東京五輪テスト大会に出場予定です。
写真:西村尚己/アフロスポーツ