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単独取材 村上茉愛「優勝で五輪代表へ」

2021年5月10日 17:36
単独取材 村上茉愛「優勝で五輪代表へ」

9日、体操日本女子のエース、村上茉愛選手が日本テレビの単独取材に応じました。15日の東京五輪の最終選考会でもあるNHK杯に向け、今の心境を明かしました。

体操女子の団体メンバー4人は、15日に行われるNHK杯の上位3人が内定、残り1人は、「貢献度」などにより決定します。

4月に行われた全日本選手権の得点と合算して順位を決めるNHK杯。現在、2位におよそ2点差をつけトップに立っている村上選手ですが、この日のインタビューでは、「体の動き(調子)は全日本選手権が終わってちょっと一回落ちた。疲労で(調子が)落ちてしまったが、今はだいぶいい動きができている」と、調子の浮き沈みがあったことを告白。

4月の全日本選手権では落下のミスがでた平均台を“カギ”とあげ、「NHK杯までもうちょっと練習で修正すれば大丈夫。4種目のトータルではすごくいい動きができている」と、課題の平均台についても順調な仕上がりを口にしました。

東京五輪の代表が決まれば、リオ五輪に続き2大会連続で五輪代表入りとなる村上選手、五輪最終選考まで1週間を切った今のリアルな心境をうかがいました。

――NHK杯まで1週間切った今の心境は

村上選手
「毎日考えますね。NHK杯のこともそうだし、五輪代表に入らなければいけないというプレッシャーというか、ちょっと調子が悪いと、『このままじゃヤバいな』って思ってしまうこともある。でもとにかく今、自分が求めるものは気楽にのびのびと体操をするっていうこと。それをやれば、自分らしい演技が本番で出せるかなと思うので、ミスをしてはいけないとは思うが、ミスを恐れずに楽しくのびのびと演技をして、優勝で五輪の代表内定を確実に決めたいと思っています」

――感情としてはワクワク?不安?

村上選手
「今はワクワクしているかな。全日本選手権が終わった後はちょっと不安とか色々あったけど、きちんと(2位との)点数の差も開いて余裕をもって挑める。準備は全日本選手権でできたので、後はNHK杯で自分らしい演技を求めて、本当に楽しみたいなと思っています」

――その先には五輪、目標は?

村上選手
「五輪でメダルを取るために普段から練習しているので、1つ1つの試合を『五輪で実際に演技をしている』と思いながらやっていきたいと思うし、この1、2年で五輪のための演技構成を練習してきて、だいぶ自分が求めているところまできた。五輪で最高の演技ができるように、普段から五輪を想定した演技や練習をしたいと思っています」

――狙うメダルの数・色は

村上選手
「団体、個人総合、種目別ゆか、種目別平均台の4つ。4つとも金メダルを目指しています。理想は高くいきます!」

1964年の東京五輪以来、五輪でのメダル獲得が遠ざかっている体操日本女子。エースの村上選手は、体操日本女子初の「金メダル」へ、一寸の迷いもなかった。

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