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“伝統の一戦”首位阪神が巨人に競り勝つ

2021年5月14日 23:35
“伝統の一戦”首位阪神が巨人に競り勝つ

14日、東京ドームで行われたプロ野球、2位巨人対首位阪神の試合は1999試合目の“伝統の一戦”。
14日試合前までの対戦成績は巨人の1093勝834敗71分け。東京ドームでの試合はこの日から有観客で開催され、1万3873人が詰めかけました。

先制したのは巨人でした。
3回、阪神先発の青柳晃洋投手に対し、1アウト満塁のチャンスを作ると、4番岡本和真選手のレフトフライで3塁ランナーの梶谷隆幸選手がタッチアップ。きわどいタイミングながら判定はセーフ。
これに対し阪神の矢野監督がリクエストを要求しますが、判定は覆らず巨人が先制します。

阪神は巨人先発の畠世周投手に3回まで0点に抑えられていましたが、4回に反撃します。
3番マルテ選手が150キロのストレートを捉え、右中間スタンドへ8号ソロホームランを放ち同点に追いつきます。
さらに2アウト1塁、3塁のチャンスで、7番梅野隆太郎選手がセンター前に落ちるタイムリーを放ち、1点を追加し阪神が勝ち越します。

阪神の青柳投手は低めをつく丁寧な投球で、7回1失点の好投。
後続の投手陣も巨人に反撃を許さなかった阪神が、首位攻防の1999試合目の伝統の一戦を制し、対戦成績は阪神の835勝1093敗71分けとしました。

首位阪神は2位巨人とのゲーム差を4.5に広げ、翌日の伝統の一戦2000試合目に弾みをつけました。