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競泳松元“カツオ”「練習はウソつかない」

2021年5月26日 20:40
競泳松元“カツオ”「練習はウソつかない」

競泳のカツオこと松元克央(かつひろ)選手が26日、千葉県で練習を公開しました。松元選手は200m自由形でオリンピック代表に内定していて、金メダルも狙える実力を持っています。コーチは鈴木大地選手らを育てた名伯楽・鈴木陽二コーチです。

鈴木コーチに師事した当初の2017年には「練習メニューをもらった時に『こんなのできるわけないじゃん』と思ったんですよ。本当にしんどかった。『こんなの誰ができるの』って思いました」と話した松元選手。「でも(2019年の)世界選手権で銀メダルを取った時にはそのメニューが『できない』と思っていない。それが当たり前のラインでその中でどうやったらキツくなるかとか、自分を追い込めるかなと考えるようになった。先生と出会って意識の高さから変わりました」

鈴木コーチは松元選手について「練習では一切妥協せずに自分を追い込むことができる選手」と評価。松元選手はこの評価について海外の選手に勝つには何が必要かと考えた時に「練習で頑張ることは必然だ」という結論にたどりついたそうです。「レースの中でも最後の50mはすごくキツいんです。そのキツさって練習でのキツい時と似ている。練習でキツいと思った時にあきらめていたら、レースでもつながらないし、練習でキツい時でもどうにか体を動かして耐えて、耐えて、耐えまくればレースにつながってくる。練習のキツさほどレースはキツくないと思えるので、練習は嘘をつかないなと思っています」

松元選手は6月のジャパンオープンで200m自由形に出場、その後は東京五輪に向けて本格的に追い込んだ練習を始めるということです。