劇的決着 川崎がJ1新記録20戦負けなし
30日、等々力陸上競技場でJ1リーグ、川崎フロンターレ対鹿島の試合が行われ、首位の川崎が2対1で勝利しました。
この勝利で川崎は、開幕から20試合負けなしを記録し、2015年に浦和がマークした「19試合」を更新しました。
前半19分、山根視来選手が右サイドからペナルティエリア内にパスを送ると、元ブラジル代表のレアンドロ・ダミアン選手が相手ゴールキーパーの股を抜く技ありシュートで先制。得点ランキングトップに並ぶ12ゴール目を挙げます。
しかし後半16分、鹿島の荒木遼太郎選手のパスから東京五輪世代・上田綺世選手にゴールを奪われ同点とされます。
このまま引き分けかと思われた試合終了間際。後半アディショナルタイムから出場の小林悠選手が、左から流れてきたクロスをトラップで収めシュート。土壇場で決勝ゴールをマークしました。
小林選手は試合後「チームみんなで戦っていたので、なんとか自分のプレーで助けられればと思ってプレーした。いいボールがこぼれてきたのできっちり決められてよかった。」とコメントしました。
また、この試合で鬼木逹監督がJ1最速100勝を達成したことについて小林選手は「鬼木さんの100勝目は絶対自分のゴールで決めたかったし、本当にお世話になっている、感謝している監督なので、これからもっと勝ちを積み重ねていければいいなと思います」と語りました。
写真:日刊スポーツ/アフロ
※写真は2021年5月16日札幌戦のもの